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プロフィール

  • FP2、会社員です
  • 3人の子供と夫、愛犬の6人家族です
  • 愛犬の名前は「ココ」と「ももも」です
  • ペットロスを抱えて生きてます

はじめまして!ひろみと申します。

このブログ『わたしなりnoものさし』では、愛犬との暮らしや、ペットロスを経験した日々、そしてささやかな気づきを通して見えてきた”わたしなり“ の幸せの形を綴っています。

実際に訪れて良かったワンちゃんと一緒に楽しめるカフェや旅先のことも、そのとき感じたままに書いています。犬と一緒に心地よく暮らしていく日々のなかで見つけた想いを、そのままの言葉で届けていけたらと思っています。

目次

わたしという人間

プロフィールというと、一般的には「自分自身について」を淡々と書くものかもしれません。でも、私を語るときにどうしても欠かせないのは、愛犬たちの存在です。「犬」と言ったら「犬と言うな!」と叱られる家庭で育った私なものですから、彼らをただの「犬」と思ったことは一度もありません。彼らは家族であり、私の人生の深い場所にいる特別な存在です。

だから、愛犬なしでは私を語ることはできないのです。このプロフィールも、自然と愛犬たちへの想いを中心に綴る形になりました。 大切な宝物である「ココ」や「ももも」のこと、犬とともに幸せに暮らすということの意味、そんなことを少しずつ掘り下げながら、私という人間について知っていただければと思います。

ここから書くことが、愛犬との日々を振り返るきっかけになったり、犬と幸せに暮らすことへの想いを共有する場になれたら嬉しいです。その思いは、》hotel anddoggy 京都二条での滞在記 のように、愛犬と過ごすかけがえのない時間にもつながっています。

ちょっとした息抜きにみてね

伝わるといいなぁ

ココという宝物

月命日には、愛しい愛犬「ココ」に感謝を込めて祈りを捧げます。「家族になってくれて、ほんとうにありがとう」と。

幼い頃から、「小さくても大切な命」というものを嫌というほど体感していた私は、その重みを知っていたからこそ、犬を迎えることに強く反対していました。命を迎えるということは、そのすべてを引き受ける覚悟がいると分かっていたのです。けれど、家族に押し切られ、気が進まないまま迎えたのは、生後3ヶ月というチョコレート色の小さな命でした。

私の生粋の母性本能が爆裂し、ありったけの愛情を注いでお付き合いしていったことは、言わずもがな。茶色のかたまりは、子どもたちとともにすくすく育ち、私と一緒に年を重ねていきました。そして、18歳と5ヶ月、春の日に思いもよらず空へと旅立っていたのです。彼との日々は、何にも代えられない、犬と生きる意味を教えてくれた大切な宝物です。

ココとの約束

彼を亡くして約4年。心の穴は埋まらず、いまだペットロスを克服できないままでいます。

後悔は尽きることなく、「どうしてあのとき、こうできなかったのか」「なぜあのとき、芯がブレてしまったのか」と涙する日々です。大事なわが子がいなくなったのです。たとえ10年…いえ、何十年経とうとも、彼がいない喪失感は変わりませんし、彼への愛が消えることもありません。

この喪失感を背負いながらも、一歩ずつ歩んでいこうと決めています。
別れをプラスに変えていくこと。
時には涙で感情を解放すること。
怖がらず、新しいことに挑むこと。
大切な人を、笑顔にしてあげること。

彼との時間が、今の私を支えてくれています。

もももという宝物

ココが旅立って1年。不安定な気持ちを抱えたまま迎えようとしていた命日。その前日、一本の電話がかかってきました。「この子を引きとってもらえないだろうか」ーー突然の依頼でした。マイクと名づけられていた、いわゆる「繁殖引退犬」の話でした。

遊び盛りの2歳から4回もの出産を強いられ、外の世界も、生きる喜びも知らず、ただ“生かされて”いた子。それが、もももでした。里親募集のページに載せても、なかなか決まらず、会いに来る人がいても、どこかで縁がつながらない。そんな子でした。

不思議とすぐに「家族として迎えたい」と思いました。翌日、ココの命日。私は、マイクを引き取りにいきました。まるで、ココが導いてくれたような気がしていたのです。「この子をお願い」と、背中を押してくれたような。名前は「ももも」に変えました。

最初のもももは、部屋の隅でじっと動かず、まるで感情すら閉ざしているようでした。動き出しても、同じ場所をぐるぐると回るばかり。狭いケージの中だけで生きてきた日々が、そうさせていたのかもしれません。それでも毎日、「一緒に幸せになろうね」と声をかけ続けていくうちに、少しずつ、もももとの絆は芽を出していきました。

今では、泣いてばかりだった私を、もももが強くしてくれています。「幸せってこういうことだよね」と、私たちは暮らしの中で教え合っています。そんなもももの笑顔を、これからたくさんブログに残していこうと思います。

犬と暮らすということ

なぜ犬なのか?

「なぜ犬なの?」とよく聞かれます。
「旅行も制限されるし、病気や別れもあるのに」と。
確かに、犬と暮らすのは大変です。忙しい朝も食事を準備し、雨の日でも散歩に出かける。旅行は犬OKの場所を探し、飛行機も避ける。お金も時間も、心配ごとも尽きません。

それでも、犬のいない生活は想像できません。辛い日々も、愛犬がそばにいてくれたから頑張れました。家族と喧嘩して家にいたくなかったとき、子育てが上手くいかず泣いてばかりだったとき、ココはいつも「わかってるよ」と言うように、静かに寄り添ってくれていました。仕事で心が折れそうになったときも、彼がいるだけで立ち直れたのです。

今もなお、ココを失った悲しみは今も消えません。不意に見つけた毛や爪に、愛しさと悲しみがこみ上げます。通勤電車の中で突然涙があふれ、嗚咽してしまうこともありました。掃除が楽になった、電気代が安くなった、行きたかった犬NGのカフェに行けるようになった…それらを嬉しいとは思えないのです。

私の人生は、愛犬と共に過ごした時間で彩られています。
「なぜ犬なのか」、その答えは「答えにならない」が答えです。あどけない瞳に私が映っている。それだけで心が満たされるのです。私にとって犬と生きる意味とは、きっとそういうことなのだと思います。

後悔と気づき

辛い時間が長かった分、愛犬を亡くした後の心の整理がつかず、今もその悲しみと向き合い続けています。それでも、ココはたくさんの学びと気づきを私に残してくれました。

当たり前の日常を大切にすること。共に眠り、共に目覚める。そんな当たり前のことが、実は一番の幸せなのだということ。自分が長生きして愛犬の最期を見届けることこそ、お互いの幸せなのだということ。そして、「誰かのために生きる」ということが、どれほど大きな生きる糧になるのかということも。

後悔もあります。仕事のためにココを長時間お留守番させることが多かったこと。今も目を閉じると、「行ってくるね」と言ったときの、あの子の寂しそうな顔が焼きついています。旅やカフェ巡りも消極的で、見送るばかりだったこと。写真を見返しても、お家の中ばかりで、「もっともっと抱きしめてあげられたはずなのに…」と、今も悔やみ続けています。

最も私を苦しめる後悔は、「なんとか助けたい」と願いながらも、病院に任せ切りになってしまったという選択が、結果としてココを苦しめてしまったということです。少しでも一緒にいたい一心で、負担の大きな治療を選び、最後まで苦しませたこと。そして、それを防ぐための知識や答えを持っていなかった自分への後悔に尽きます。

病院の設備や先生の腕ももちろん大切ですが、それ以上に、命にどう向き合ってくれるか…人としての姿勢が何より大切だということも学びました。最先端の設備で、まるで実験のように治療を進めたあげく、苦しんでいる子を診察台の上に放置した先生。反対に、設備が充分でない町医者であっても、小さな動物にも「タオルで包んであげなさい」と周りに真剣に声をかけていた先生。あたたかさに大きな違いがあると感じました。

それから、ココが残してくれた大きな大きな気づきもあります。それは、投薬に限界がきたときには、自然な最期を迎えさせてあげることの大切さです。その時が来たら、迷わず腕に抱いて家に連れて帰り、共に最期を迎えてあげること。それが、ココの看取りを通してたどり着いた、私なりの答えです。この気づきを胸に、今を生きていきたいと思います。

ブログを綴るということ

ココが旅立ち、あれだけ足りないと感じていた時間に、ぽっかりと大きな穴が空いてしまいました。1日がとても長く感じられる中で、自分と向き合う時間が増え、後悔に押しつぶされそうになることもありましたが、彼との日々を綴ったノートを読み返したとき、幸せな時間も確かにあったことに気づかされました。

私は文章を書くのが得意ではありません。でも、同じ気持ちを抱える人に何かを届けられたら…と、思っています。「なぜ犬と暮らすのか」。その答えを見つけるために、愛犬との毎日をかけがえのない時間にするために、私なりの気づきや感じたことをこのブログに少しずつ詰め込んでいきます。

今はずっと悲しくて、会いたくて恋しくて毎日泣いていても、「ごめんね…。」としか話しかけられなくても、いつか、心からの感謝を込めて、ココの笑顔を綴る日が来ると信じています。それまで、焦らず自分のペースで続けていこうと思っています。

ペットロスの想いについては、》ペットロスを癒すためにできること にも書き残しています。

最後に

ここまで読んでくださった方へ、最後にひとつだけ。日本でも近年、著名人の保護活動により犬猫の殺処分問題が注目されるようになりましたが、まだまだ保護された犬や猫を迎え入れる人は少ないのが現状です。

ペットを迎えるとき、多くの方がペットショップやブリーダーを選びますが、保護犬や保護猫を迎える選択肢があることも知っていただけたら嬉しいです。このブログが、みなさんの愛犬とゆるりと暮らすためのお手伝いになれば幸いです。

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