愛犬が旅立ってしまっても、お盆や命日に帰ってくるという話はよく耳にしますよね。実際、ペットロスの飼い主さんたちがそのような不思議体験を報告することがあります。お盆に愛犬と再会したいと願う気持ちは、私たちの日常を支えてくれる大切な存在です。
私も、毎日の喜びや悲しみを愛犬の写真に話しかけ、いつか再会できることを願いながら日々を過ごす1人です。この傷が癒えることは一生ないとすら感じています。
わたしもペットロス経験者です。
日々の繰り返しの中で、愛犬が亡くなった後も、まだそばにいてくれているような感覚を経験したことはありますか?愛犬との絆はずっと心の中に深く刻まれているのだと、強く感じたことはありますか?
いつか逢えるよ〜
この記事では、ペットロスで初めて迎えるお盆の過ごし方と私が体験した「不思議な出来事」について書きたいと思います。
- 愛犬をなくしてペットロスになっている方
- 初めてのお盆で、どのように迎えたら良いか悩んでいる方
- なくなった愛犬がいるような感覚体験を否定され悲しんでいる方
宗教的や科学的な根拠の有無は全くありません。世の中には不思議なことが多々起こります。気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
亡くなった後も、あの子がそばにいてくれているような感覚
旅立った愛犬のココは、なかなか夢に出てくれることはありません。
ですが、お盆や命日には次のような経験をし、彼がそばにいるような感覚を味わいました。
- お盆にいつもの愛犬の水飲み場にお供えした水が減っていた。
- お盆に愛犬の仏壇の側でフワッと風が吹いて花びらと塔婆が落ちた。
- 命日に愛犬が使っていたベッドの辺りに生前食べていたエサが落ちていた。
- 亡くなった先住犬ココの命日に出会って保護した「ももも」の誕生日は、ココの命日と同じ日だった。
- 「ももも」がお盆前後の1週間だけ、ココが生前使っていたベッドに座っていた。
お盆にいつもの愛犬の水飲み場にお供えした水が減っていた
愛犬が亡くなってから、初めて彼の存在を感じることができた出来事でした。
その年初めてのお盆を迎え、生前の水飲み場所に同じように容器たっぷりのお水を入れ供えていました。お盆の間、毎日たっぷりと入れ替えてあげていました。
お盆2日目の朝、いつものようにお水を変えようとした時、お水が半分ほど減っていてハッとしました。その時も今でも不思議に思いますが、本当のことです。
まだ寝ている家族を起こしまくって、思い当たることはないかと聞きまわり、何も思い当たらないとの答えに、絶対に愛犬が帰ってきているのだと涙した、不思議な体験でした。
お盆に愛犬の仏壇の側でフワッと風が吹いて花びらと塔婆が落ちた
「フワッと」と書くのが1番当てはまるように思います。一瞬のことなのですが、まるで彼がそこにいるかのような不思議な出来事でした。台風で外に出るか迷っていたこの日、私は軽い自動車事故を起こしたのですが、愛犬の「外に出るなら気をつけて」とのサインだったのでしょうか?
この出来事は、信じてもらえないかも知れないと家族にさえ長いこと秘密にしていた、自分でもとても不思議な感覚の出来事でした。
命日に愛犬が使っていたペットベッドに生前食べていたエサが落ちていた
会社をお休みして静かに過ごしていた愛犬の命日に体感しました。
彼が生前使っていたペットベッドに彼の気配を感じたのでした。この時の感覚をどのように表現したら良いものか…不思議な感覚でした。
愛しさのあまり、しばらく手でベッドをさすっていたところ、愛犬がいつも食べていたエサの1粒が落ちていることに気づき、自分の目を疑いました。なぜ今頃こんなところに落ちているのかと、分からないだけに強く強く彼の存在を感じた出来事でした。
会社をお休みして静かに過ごす月の命日では、同じような体感はできず、残念に思っています。
ココの命日に出会って保護した「ももも」が起こす不思議なこと
ココのお仏壇前に置いてある彼が生前使っていたベッドには家族の思い入れがとても強く、もももにはずっと使ってはいけないよと躾けてきました。なのでもちろん、利口な彼女が普段そこに座ったり寝たりすることはなく、歩く時でさえも、喜びのあまりグルグル部屋を回る時でさえも、ベッドをまたぎ触れるということは決してありません。
今年のお盆の間、ココのベッドにちょこんと座るという、しないはずのことがたびたび起こりました。初めのうちの「おんりしてね。」という注意も、「お盆だし、なんとなくココがいるみたいだし。」と、しなくなっていきました、微笑ましくて。
なので、今年のお盆の間、もももがココのベッドで座ったり寝転んだりして過ごす時間がとても多かったわけですが、お盆の間だけだったんですよ、この行為。以前同様、座ったりすることは決してないのです。
ココが戻ってきてくれたのだと受け止めています。
追記:この記事を書いたお盆から半年近く経ちます。お仏壇前のココのベッドにもももが座っているのを見かけました。とても心が苦しかったココの月の命日のことでした。
「泣かないで」…もももを遣って慰めに、空から来てくれたのだと受け止めています。
信じてもらえなくても、心の支えになるならそれでいい!
誰にでも共感できるわけではないこの3つの経験は、愛犬が私たち家族のそばにいてくれているのだという温かい感情を抱かせてくれましたし、彼を想い続けているからこそなのだと、そう思えるようになりました。
それが本当に愛犬が起こしてくれたことなのか、本当のところはわかりませんし、強く強く逢いたいと願う気持ちが、音や形になって感じられたのかもしれません。
うそつけ〜と言われてしまえばそれまでです。ですが、わたしや家族がその体験によって気持ちが救われたり、心の支えになればそれで良いではありませんか。
僕たちがうれしかったら、それでいいんだね!!
ペットロス向けでありながらイラストがワンちゃんだけという点がとても残念に思いますが、おすすめの絵本を紹介します。
虹の橋の絵本
辛すぎてなかなか終わりまで読み切ることができず、読み終わるのに2年かかった絵本です。
ペットロスの心にそっと入り込む優しいイラストとそっとささやきかけるような文章に包み込まれて、少しずつ少しずつ、穏やかで前向きな気持ちにしてくれる一冊です。
とてもすばらしい絵本だと心から思います。
ペットロスで迎える初めてのお盆の過ごし方とおすすめのお盆供養品
愛犬のお盆法要の仕方に決まりはなく、一般的にはお墓や霊園を訪れてお参りや花を手向けたり、お線香や好きだったおやつ、水を愛犬の遺影や写真の前に供え、ろうそくやキャンドルを灯すことで愛犬の魂を迎え入れ、そして、家族と一緒に愛犬を偲び振り返って思い出話をするなどして静かに過ごします。
お盆っていつのこと?
全国的に8月13日〜16日(東京など一部では7月13日〜16日)の4日間をお盆としてるのよ。
虹の橋のたもとで暮らすわが子が、暑い暑い8月のお空を飛び越えて、愛らしいお耳をぴょんぴょん跳ねらせながら帰って来る、お盆の4日間。初盆を迎える飼い主さんは、特別なお盆供養の場を用意して愛犬を迎え入れましょう。
ここでは私が行っているお盆の過ごし方を紹介させていただきます。
8月13日:お迎え火(迎え盆)
お盆の期間は、13日の夕方から始まります。この日は亡くなった愛犬の霊を自宅に迎え入れる日とされ、お迎え火と呼ばれる火を焚きます。また、お墓参りをして墓石を清掃し、愛犬の好きだった食べ物や花をお供えをし、お線香を手向けます。
わが家の場合は、愛犬の納骨をまだ済ませていないのでお墓はありません。
また、お迎え火は霊を迎えるための目印とされ、玄関や庭、道路などに焚くとされていますが、環境上難しいので、迎え火の形をしたろうそくをその代わりとして、愛犬が迷子にならないよう、目印として灯します。早く会いたい気持ちが強く、お昼過ぎには火を灯し愛犬の帰りを待っています。
お迎え火送り火用ろうそく
わが家で毎年使っているお迎え火送り火代用のろうそくで、自動消化する安全な作りとなっており、火を灯せる時間も長持ちしておすすめです。
8月14日・15日:中日
14日と15日はお盆の中日とされ、この期間中は家族で一緒に過ごし、亡くなったペットを偲びます。
仏壇にはペットが好きだった食べ物や花、お香を供えます。
また、お坊さんを招いて読経をあげてもらいます。
わが家では、愛犬が生きていた頃と全く同じ場所に水やトイレシーツ、ペットベッドをセットします。お仏壇には提灯とたくさんの花、そして大好きだったおやつもたくさん供えて、いつもより頻繁にお線香をあげます。愛犬の生前元気だった頃のビデオやアルバムを見ながら、静かに時を過ごします。
ちょうちんとちりめんのお盆セット
手軽に出せて収納できる、便利でお手軽な、可愛いちりめん細工のお盆セットです。
愛犬をお迎えするお盆の準備の際に、「亡くなった愛犬が乗って帰ってくるんだなぁ」と想像してクスッと笑ってしまう程、小さくて愛らしいお盆セットです。
お迎え担当はお馬さん、見送り担当は牛さんです。これは、“くる時は少しでも早く“と、“戻りは牛に乗って少しでもゆっくり“と、という願いが込められているからだそうです。
8月16日:送り火(送り盆)
お盆の最終日は、ペットの霊を送る日とされています。
この日は送り火という火を焚き、ペットの霊が無事に虹の橋まで戻れるようにします。
地域によってはお供えものなどを乗せた精霊舟や灯籠を流す、精霊流しや灯籠流しが行われます。
もちろん、お線香を立てるだけでも構いません。
わが家では、「なるべく多くの時間愛犬と一緒にいたい」という思いと、「でも遅くなって愛犬が迷子になってしまっては困る」という思いから、夕方の6時に送り火の形をしたろうそくに火を灯し、「また来年一緒に過ごそうね」と話しかけながら家族で愛犬を送り出します。
愛犬を送り出したあとに片付けを終わらせ、「ちゃんと戻れたかなぁ」などと話す食卓がしんみりしてしまうのは仕方がないことですね。
戻るときは虹の橋のたもとのみんなと一緒だから寂しくないよ。
だから心配しないでね。
お仏壇にろうそくを気が済むまで何度も灯し、愛犬の写真を眺め、お盆最後の日を終わらせるのが、私のお盆の過ごし方です。ろうそくを灯すと心が静かに落ち着いていくのは不思議です。
ペット仏具 ガラス製 ろうそく立て アーバン
ミ二寸のロウソクに合うようにコンパクトなサイズ感で作られていて、愛犬の小さなお仏壇にぴったりでした。
ガラス容器が可愛くない、物足りないなどのクチコミもありますが、持っている既存のお仏壇に、違和感なく寄り添ってくれるシンプルさがとても良いです。
「特許製法でロウソクの最後の一滴と芯が完全燃焼するため、清潔に使えます。」と謳っているのは本当でした!
週末に行っていたロウを取り除く作業をせずとも1ヶ月は使えそうです。
安定感もあり、炎もガラスの器で守られ、扇風機やエアコンなどの風に当たるのを防いでくれます。安心して使えるおすすめの燭台です。
ちなみに、使用し続けて6ヶ月の燭台はこんな感じです。
燭台部は熱湯に30秒ほど浸らせた後テイッシュで綺麗に拭き取り、グラスと一緒に食器洗い洗剤を使ってスポンジで洗います。どちらも仕上げには乾いた布で拭くことをおすすめします。
東海製蝋 ローソク 天使のなみだ
・穴が大きく深い !
東海製蝋の小ローソクは燭台の針にしっかり入るので、最後まで完全燃焼します。
・安心の8分間(10分)
だから、忙しい人も安心してお供えできます。
・お尻の穴は深く太く、すべて均一
燭台に挿したとき、割れない、ぐらつかない、根元まで入って倒れません。
※小ローソクを最後の一滴まで燃焼させる燭台「アーバン」との併用が抜群にいいです!
大事な特別な日に、いつもと違うスペシャルなお盆用品でお迎えして、自分の心も落ちつかせてあげましょう。
🐾🐶ペット供養専門店ディアペットについて
ディアペット全国5店舗あるペット供養の専門店で、売り上げの一部は保護犬・保護猫活動の運営費用として役立てられています。ディアペットのメモリアルグッズで供養することが、次のいのちへと繋がっていきます。
旅立った子のフードやシーツを預かり、保護団体へ寄付する「いのちのバトンプロジェクト」活動もしています。
また、ディアペットは犬猫のさっ処分ゼロを目的に滝川クリステルさんが設立した「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」に協賛しています。
滝川クリステルさんを始め、さっ処分ゼロ活動や保護活動されている芸能人の方々をこちらの記事で紹介していきます。よければ、こちらの記事もご覧ください。
》保護犬を迎えた芸能人★犬と名前が知りたい!その保護活動内容は?
まとめ:不思議体験は救われればそれで良し!お盆の形に正解はない!
最後に伝えたいことは、ペットのお盆には決まった方法はありませんし、”正解”というものが存在しないということです。もちろん、行わなくても問題はないわけです。
大切なことは、お盆だからと言ってやり方や時期にこだわらずに、感謝と愛情をもって心からの思いを込め、自分にとって心地よい方法でお盆の供養を行うことなのです。
また、亡くなった後も愛犬がそばにいてくれると感じることがあるのは、きっと相思相愛だからなんですよね。お盆の過ごし方に正解がないのと同じように、不思議体験にも正解はありません。
大切なのは、愛犬との再会を信じる気持ちを繋いでいくことで、その想いが私たちを救ってくれているということなのです。
「うちの子になってくれてありがとう。私のところに来てくれてありがとう。ずっとずっと一緒、大好きだよ。」と亡き愛犬に伝え、穏やかに4日間過ごせたなら、また、来年、再来年のこの日まで、前を向いて頑張っていこうという気持ちの糧となります。
どんな形であっても、お盆を過ごすことで愛犬との絆を感じることができれば、それで良いのではないでしょうか。
どうぞ、良いお盆を過ごしてくださいね。